精密根管治療
根管治療は、ご自身の歯をできる限り残すために行う治療です
米国の根管治療専門医は、歯科用顕微鏡(マイクロスコー プ)の使用が義務付けされています。当院の精密根管治療 では、日本顕微鏡歯科学会認定医により米国の根管治療と同等の治療法を提供しています。
根管治療が必要な状態について
- 虫歯がひどくなり、歯の神経まで細菌が感染してしまった場合
- 過去に根管治療をした歯の根に細菌が増殖し、膿が溜まっている場合
根管治療は細菌に侵された神経を除去して、お薬を詰めて封鎖する治療で、ご自身の歯を残すために行うものです。
虫歯が歯の神経にまで達してしまうと、夜も眠れないほどの強い痛みに襲われます。この場合は、感染した神経を取る治療を行います。また、過去に根管治療をした歯の根に、病気が再発することがあります。
病気が再発する原因は、最初の根管治療治療で細菌の除去が不十分だったり、治療環境が劣悪の場合が多く、再度、根管治療が必要になります。
※虫歯が大きく、残された歯質が非常に少ない場合や、歯や根が割れている場合には根管治療はできず、残念ながら抜歯になります
このような症状はありませんか?
- 歯がズキズキと痛む
- 冷たいものがひどくしみる
- 温かいものでも痛みを感じる
- 過去に根管治療をした歯に違和感がある
- 歯茎におできのようなものができた
当てはまるものがある場合、根管治療が必要かもしれません。
当院の「精密根管治療相談」をご検討ください。
根管治療の成功率
従来の保険根管治療では限界があります
日本には、全ての国民が平均的な医療が受けられる保険医療制度があり、保険で根管治療も可能です。しかし、海外の専門医と同等の、より良い治療法は保険では受けることが難しいのが現状です。
下記のように、米国(専門医)と日本(保険診療)では、根管治療の成功率は大きく差があります。
根管治療の成功率
日本の保険診療では、一度根管治療をした歯の半数以上に病気が再発していることになります。そして、何度も治療を繰り返すことで、抜歯になるリスクは高くなってしまいます。
精密根管治療という選択肢があります(自由診療)
日本顕微鏡学会認定医による、米国式精密根管治療
米国の根管治療専門医は、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)の使用が義務付けされています。当院の精密根管治療では、日本顕微鏡学会認定医により、米国の根管治療と同等の治療法で、成功率の高い根管治療を提供しています。
~私の治療で患者様に幸せになってもらいたい~
歯科用顕微鏡を用いて精密な治療をすると、治療の成功率が上がる事がわかっています。
私の歯科用顕微鏡の知識と経験を活かして、患者様へ、精密で最善の治療をご提供します。
- 2011年
- 岩手医科大学歯学部卒業
- 2012年
- 東京歯科大学臨床研修医
- 2013年
- 熊本県内の歯科医院にて勤務し、前東京歯科大学歯内療法学科教授中川寛一先生から歯内療法学・マイクロスコープを用いた精密治療を師事
- 2015年
- 埼玉県内の歯周病専門医・指導医のいる歯科医院にて勤務し、歯周病治療を中心とした包括的な歯科治療に従事
- 2018年
- 医療法人社団港成会の歯科医院にて様々な分野の治療に従事
- 2022年
- 日本顕微鏡歯科学会認定医取得
- 2023年
- PERF JAPAN 講師アシスタント
【経歴】
- 日本顕微鏡歯科学会・認定医
- 日本歯周病学会
- 日本臨床歯周病学会
- PERF JAPAN
【所属団体】
当院の精密根管治療の特徴
ラバーダムの装着
根管治療で一番大切な装置です。治療の際に歯の中に細菌を侵入させないために装着します。
歯科用顕微鏡の使用
根管の形は複雑で細かく枝分かれしているため、根管治療は大変難しい治療になります。歯科用顕微鏡を使用し、肉眼の30倍の視野で根管を確認して治療を行うことで、精密な治療が可能になります。治療の成功率もUPします。
その他様々な器具・薬剤
その他、う蝕検知器、MTAセメント、バイオシーラー、ニッケルチタンファイル等様々な器具、薬剤を使用して治療します。 全ての器具は滅菌しておりますが、根管に触れる器具に おいては全て使い捨てにしております。
治療状況録画システム(カリーナ)導入
当院では、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)による治療状況を録画してご説明します。
通常歯科診療では、自身の治療状況をご覧になることはできません。しかし、当院では、精密治療を可能とする『歯科用顕微鏡』と『記録プレゼンテーションシステム』を使用し、実際に行った治療映像をもとに、詳しく解説・説明を行うことができます。
- 何故、このような治療を行ったのか?
- 治療前と治療後は、どのように変わったのか?
- 次回はどのような方針で診療を行うのか?
など、患者様にご理解いただきやすい環境を提供し、患者様との情報共有化を推進いたします。
歯科用顕微鏡により、肉眼ではよく見えなかった患部を正確に把握することが可能になります。
更に、顕微鏡で見ている状況、過程を映像として記録し、ご説明することで安心して治療を続けられます。
*基本的に精密根管治療(自由診療)で使用するため、保険診療など治療内容によっては、記録プレゼンテーションシステムを使用しない場合もございます。予めご了承ください。
他院で抜歯と言われて諦めていませんか?その歯は保存できるかもしれません
当院では、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)で根管の内側の虫歯や亀裂線も確認することができます。
そのため、その歯を本当に抜歯しなくてはならないのか、判断することが可能です。
他院で抜歯と言われた歯、長期間痛みや違和感が取れない歯も、保存できる可能性があります。
当院の精密根管治療 診療の流れ
1.精密根管治療相談をご予約
まずは、精密根管治療相談をご予約ください
2.精密根管治療相談
X線写真 ・顕微鏡による診査
被せ物を外す前にマイクロスコープ下で精査を行い、歯を保存 できるかどうか判断します。
- 時間30分
- 5,500円(税込)
3.初回診断
診査・診断・カウンセリング
被せ物、セメント、土台除去 ・顕微鏡下で根管内検査
・除去後CT撮影を行います。
※破折等歯の保存が難しい場合は抜歯となります
- 時間60分
- 11,000円(税込)
4.精密根管治療の実施
精密根管治療
※外科的歯内療法(歯根端切除術等)については歯科医師の判断となります
※破折ファイルの除去は、精密根管治療を行った患者様への対応です
- 時間60分~90分
- ※料金表をご確認ください
歯根端切除術について
歯根端切除術とは、原因である歯の根の先端だけを取り除く手術で、わずか数mmの範囲を切除する非常に難易度の高い治療法です。
根管治療を繰り返し、抜歯と言われた歯も残せる可能性があります
根管治療は何度も繰り返す事で、根の厚みが薄くなったり根尖(根の先端)の形態が破壊されたりしてしまいます。根管治療の再治療(感染根管治療)は何回でもできるわけではありません。
※そのため、何度も治療をするリスクを少しでも軽減するためにも最初の根管治療(抜髄)が最も重要です
根の破壊が進むと、十分に封鎖することができず、稀に病気が再発してしまう場合があります。また、破壊された歯の根に再度薬を詰めても治らないので一般的には抜歯になります。
しかし、当院では、『歯根端切除術』という外科処置が可能です。歯根端切除術は抜歯前の最後の砦です。
何度も治療を繰り返し、抜歯と言われた歯も残すことができるかもしれません。
マイクロスコープによって、患者様の負担を軽減した外科処置が可能です
歯根端切除術はこれまで患者さんの負担が大きい治療でしたが、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)で拡大視野下で治療することで、従来の手術と比較して切る、削る量が格段に減り、術後の腫れもほとんどなくなりました。
このように、最小限の侵襲で精密な治療を行うことで、歯を抜かずに残せる可能性が上がりました。
当院では、マイクロスコープ下での歯根端切除術を行っております。
*歯が破折している場合は、残念ながら手術の適応にはならず、抜歯になります。
まずは「精密根管治療相談」をご予約ください
精密根管治療後の被せ物について
精密根管治療後の被せ物については、自費診療となります。
根管治療の後の良い状態を保ち、成功率を上げるためには、被せ物の質も大切です。下記は根の治療の質と被せ物の質の違いによる治療成績の研究データです。
核管治療 Good |
核管治療 Bad |
|
---|---|---|
歯冠修復 Good |
91.4% | 67.6% |
歯冠修復 Bad |
44.1% | 18.1% |
根管治療の成功率を上げるためには、根管治療後の被せ物についても高い適合が求められます。
当院では精密根管治療後も、被せ物の治療、経過観察(3ヶ月後、半年後、1年後)を通じて患者様の予後をサポートしてまいります。
料金表
- 精密根管治療相談
- 5,500円
- 初回診断料
- 11,000円
精密根管治療
- 抜髄(初めての根管治療)
- 前歯 77,000円
小臼歯 99,000円
大臼歯 132,000円
- 感染根管治療
(過去の根管治療後再発した場合の治療) - 前歯 99,000円
小臼歯 121,000円
大臼歯 154,000円
- 破折ファイル除去・MTA根充,穿孔封鎖
- 33,000円
- 外科的歯内療法(歯根端切除等)
- 77,000円~
※税込表記となっております。
2回目以降も再診料2,200円が毎回かかります。
精密根管治療を検討される方へ
当院では保険診療でもできる限り最善の治療を行っています。しかし、使用できる材料や時間に制限がある保険診療では、どうしても限界があります。
根管治療が必要な方、過去の根管治療に不安がある方は、ご自身の歯を長く使っていただくために、当院の精密根管治療を検討されてはいかがでしょうか。
まずは「精密根管治療相談」をご予約いただき、専門の歯科医師へご相談ください。詳しくご説明いたします。
まずは「精密根管治療相談」をご予約ください