2021/08/24
治療内容
見た目が良く、違和感も少ない入れ歯治療期間
1ヶ月半治療回数
6 回費用
ノンクラスプデンチャー(金属フレーム)330,000円(税込)
患者様の主訴は『奥歯で食べ物をしっかり噛めるようにしたい。以前、入れ歯を作ったことがあるが、見た目もつけ心地も悪くて入れられなかった。今回は見た目が良く、極力違和感も少ない入れ歯を作りたい!』というものでした。
保険診療で作る入れ歯の場合、今回のケースだと設計上、どうしても左右の糸切り歯に金属のバネをかけなければなりません。そうすると、ニコッと笑ったときに金属のバネが見えて、見た目がよくありません。
そこで患者様と相談して、今回は見た目のよいノンクラスプデンチャーという入れ歯で対応することにしました。また、以前作った入れ歯は違和感が強くて使えなかったとのことでしたので、金属フレームを用いて、極力薄く、違和感のない入れ歯を作ることにしました。
①型取り・・・患者様のお口の型を取ります。
②噛み合わせの記録・・・型をもとに専用の器具を作り、噛み合わせを記録します。
③歯並びの確認・・・噛み合わせの記録をもとに人工歯を並べ、歯並びや噛み合わせに問題がないかチェックします。
④メタルフレームの確認・・・金属のフレームを入れ歯に組み込んで、お口の中でフィットするか最終的な確認をします。
⑤入れ歯をセット・・・入れ歯を少し調整してセットします。また、ご自身で着脱の練習もしていただきます。
⑥入れ歯調整・・・実際に1週間ほど使っていただき、痛む部位があれば微調整します。
微調整した後は、奥歯で問題なく食べ物を噛めるようになりました。見た目も、パッと見ると入れ歯をしているようには全く見えず、患者様は大変満足されています。入れ歯をセットしてから5年ほど経過しますが、現在も大きなトラブルはなく、入れ歯を使用されております。
・ノンクラスプデンチャーは自由診療での治療になります。
・見た目も装着感も、保険診療の入れ歯に比べて良いというメリットがありますが、調整が難しいといったデメリットがあります。
(保険診療で使用する金属のバネは、ペンチのような器具で容易に調整できます。しかしノンクラスプデンチャーはプラスチックのバネなので、そういった調整ができません。調整する場合は、基本的に少し削って対応します。)
・保険診療の入れ歯に比べるとつけ心地が良くなりますが、やはり入れ歯なので、装着感はそれなりにあります。初めて入れ歯を作る方は、一度保険診療で入れ歯を作ってみて、使用感を確認してから、自由診療での入れ歯作成を検討されることをお勧めします。
今回の症例では、装着感をより良くする目的で金属フレームを併用したため、330,000円(税込)と高価な治療になりましたが、金属フレームを使わなければ以下の費用で治療が可能です。
片側だけの小さいノンクラスプデンチャー・・・88,000円(税込)
両側に渡る大きいノンクラスプデンチャー・・・165,000円(税込)
入れ歯の見た目で悩んでいる方、コンプレックスをお持ちの方は多いと思いますが、今回のように簡単な治療で見た目を改善できる可能性が高いです。また、保険診療の入れ歯に比べると、入れ歯自体が薄くなり装着感も良くなります。
自由診療なので、費用が高くなるというデメリットはありますが、インプラント治療などと比較すると、かなり費用を抑えることができます。
ご家族・ご親戚などで、入れ歯の見た目や装着感が気になっている方がいらっしゃいましたら、ぜひこのような入れ歯があることを教えてあげて下さい。人前で見た目を気にすることなく、お喋りしたり笑顔を見せたりできるようになると思います。
港南台パーク歯科クリニックでは、入れ歯のご相談を承っております。ぜひ一度ご来院ください。
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